アロワナの飼い方と豆知識
アロワナの飼い方と豆知識
アロワナを飼うためには、体長に合った水槽はもちろん周辺機器(照明・ヒーター・ろ過装置など)も必要です。
必要な機器やメンテナンス方法はもちろん、餌のあげ方・水換え・掃除方法などのメンテナンスについても、お気軽にお声がけください。
成魚になると50cmを超える大型魚となるアロワナ。
最終的には大きな水槽(最低でもW120cm×H60cm×D60cm)を用意する必要があります。
アロワナは幼魚の状態で販売されていることが多いため、店舗では60cm以下の水槽で展示しています。
幼魚をいきなり大きな水槽で飼ってしまうと、自分の居場所が定まらなくなり、水槽から飛び出そうとしたり、餌を食べなくなったり、底面などに止まって泳がなくなったりする可能性もあるためです。
できれば成長に合わせて水槽の大きさを変えてあげるのがおすすめ。
水槽の選び方や大きさを変えるタイミングなどについてのご相談も随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせ、またはスタッフにお聞きください。
周辺機器として重要なのが、照明器具。飼育するアロワナの種類に合わせて選ぶのがおすすめです。
例えば…
◆ 紅龍には:蛍光灯で電球はフィッシュルクス
◆ 金龍には:LEDの白色や黄色がかっているようなもの
というように、いかに魚体の美しさを引き立てるかで選ぶケースが多いです。
蛍光灯・LED以外にも、省エネ・長寿命のメタルハライドランプ(メタハラ)など様々な種類があるので、ご要望に合わせてお選びいただけます。
また、タイプにもいくつか選択肢があります。
◆水槽に取り付けるタイプ
◆水中蛍光灯・水中LEDなど水槽内から照らすタイプ
◆天井等から吊るすタイプ
など、照らし方にも工夫できますので、お部屋のインテリアに合わせてもGOOD◎
アロワナを飼育する際に重要なのが、水温です。一年を通じて25℃~30℃に保たせておかなくてはなりません。
ヒーターとサーモスタットで温度が一定になるように設定し、魚が快適に過ごせる温度を保ちましょう。ヒーターとサーモスタットは別々の機器ですが、一体型になっているものもありますので、スッキリした見た目にしたい方にはおすすめです。
また、意外と見過ごしがちなのが故障したときの対処。冬は特に水温が下がってしまいますので、予備のものを持っておくと安心です。
魚が快適に過ごせる水質を作るための、いわば生命維持装置とも言えるのが『ろ過装置』です。
必ず設置しましょう。
主な『ろ過装置』は3種類
◆上部ろ過装置
◆外部ろ過装置
◆オーバーフロー式ろ過装置
アロワナは大型魚の中でもあまり水を汚さないため、一匹で飼うのであれば『上部ろ過装置』で十分といえます。ただし、水槽の上部から当てる照明を選んだ場合は、ろ過装置が邪魔になってしまう場合も。お客様の好みはもちろん、水槽や他の周辺機器に適したろ過装置をお選びいたしますので、お悩みの方はお声がけください。
とくにアジアアロワナは種類や個体によって好む餌が異なります。中でもコオロギやミルワームなどの虫しか食べないという個体も。また、毎日同じ餌をだと飽きてしまい、今まで好んで食べていた餌でも、ある日突然食べなくなることもあります。
また、同じ餌ばかり与えていると栄養が偏ってしまう可能性も。特に幼魚には、成魚時の体長や体の作り・美しさにも大きく影響を与えますので、魚の状態を見てバランス良く与えましょう。
栄養バランスを考えられた人工餌は、あまり食べてくれないというケースもよく耳にします。幼魚のうちは食いつきがいい餌をたくさん食べさせ、ある程度成魚になったら栄養バランスの取れた餌を与えるのもいいかもしれません。
まずは魚がしっかり餌を食べているかどうか、必ず観察してください。
アジアアロワナ専門店AQUASHOP D.S.Bでは、食いつきのいい餌を多数取り揃えてしております。お悩みの方はどうぞお気軽にご相談ください。
主なメンテナンスとしては、水換えとフィルターの掃除です。
水質を維持するために欠かせないのが水換えで、アロワナの飼育において最も重要な作業です。水換えをするタイミングの目安としては、水全量に対して1/3程度の量を1週間に1回の頻度で換えてください。
飼育水には必ず水道水をお使いいただき、ミネラルウォーターは避けてください。安全基準の観点で厳しくチェックされた安全な水である日本の水道水は、中性の軟水で熱帯魚を飼育するのには向いている水質だからです。
アロワナは丈夫な熱帯魚ですが、急な水質の変化はアロワナに大きな負担を与えてしまいかねません。例え綺麗な水であっても、飼育水を一気に換えることは控えるようお願いいたします。
ろ過装置のフィルターが目詰まりを起こすと、ろ過能力が大きく低下してしまいます。そのため、フィルターが汚れていないか日頃からチェックし、目詰まりを起こしてしまう前に洗浄や交換を行ってください。